自立した生活ができる障害者施設

障害者といっても、その障害の内容はいろいろです。【詳細は→障害者施設で働こう←でチェック】

24時間体制のサポートが必要な人もいれば、健常者とあまり変わらない生活を送れる人もいます。幅広い状況に対応するため、いろいろな障害者施設が用意されています。重度の障害がある場合は、医療機関に入院する例がありますが、比較的軽い障害の場合は、トレーニング施設を利用して自立した生活を営めるように訓練することもめずらしくありません。自立した生活は、多くの障害者にとって理想とする状況です。また、障害者の保護者や医療スタッフの立場から見ても、障害者本人が自立できることは喜ばしいことです。

障害の内容によっては、健常者と同じようにアパートやマンションを借りて生活している人もいます。軽いサポートを必要とする障害者のためには、グループホームが建設される事例があります。これは、障害者が集団生活を営む施設で、リビングや風呂などの共用施設を中心に個室が用意されるのが通例です。介護技術を持ったスタッフが常駐しているので、食事などのサポートを受けられます。病院ではないので、基本的に24時間自由に外出などの生活ができるシステムです。

日本では、障害者向けグループホームの建設例は豊富とはいえませんが、これから増加していくと期待されています。その実現のためには、グループホームを展開する事業者の増加と同時に、サポートにあたる介護スタッフの育成が欠かせないと考えられています。生活の基盤として、収入源となる仕事場の確保も重要です。